
スラグが使用された現地を調査

学習交流のつどいで講演する渡辺泉准教授
大同特殊鋼渋川工場が環境基準を超えるフッ素や六価クロムを含む鉄鋼スラグを県内の公共工事に使用していた問題で「学習交流のつどい」が10月9日、吉岡町内で開かれ、約60人が参加しました。「ぐんま有害鉄鋼スラグ問題を考える会」準備会が主催したもので、結成総会もあわせて開かれました。
9月の県議会一般質問で取り上げた日本共産党の伊藤祐司県議が開会あいさつ。第一部のつどいでは、東京農工大の渡邉泉准教授、尾崎宏和同大研究員、同大院生の大野由芙子さんは、重金属汚染の実態や東京都のクロム汚染などに関して語り、斎藤安史元群馬大学教員が、フッ素の毒性について講演しました。
渡邉氏は、直前に八ツ場ダム造成地や渋川スカイランドパーク駐車場を現地調査したことにもふれながら、「大変ゆゆしき事態。生態系やヒトへも影響を及ぼす可能性があり、一刻も放置できない。早急な撤去が必要だ」と強調しました。
会場から「住民や労働者への影響はどうか」「被害の証拠を残すにはどうしたらよいか」「飲み水は大丈夫なのか」などの質問が出され、4人の講師が丁寧にこたえました。
第二部の結成総会では、学習会やシンポジウムを開いてスラグの危険性や違法性について理解を深めること、行政に撤去を要請することなどの活動方針を確認し、事務局長に角田喜和渋川市議、事務局次長に酒井宏明県議ら役員を選出しました。