12日開かれた県議会放射能対策特別委員会で、私は群馬県が作成した放射線教育のための教材は、新たな安全神話を振りまく内容だと厳しく批判し、見直しを求めました。
教材は、文科省の放射線副読本を補完し、小中学校での放射線教育の際の指導の流れや目的を示したもの。9月に全小中学校に配布されました。
福島第1原発事故に触れてはいるものの、全くおそまつ。私は、放射能汚染で16万人も避難せざるを得ない深刻な被災地の実態など、未曽有の被害の実相とともに、未だに事故が収束していないことや原因究明もこれからだということを取り上げるべきだとのべ、現在の教材は「放射線は身近にあり役に立っているという文科省副読本を踏襲したものとなっており、あらたな〝安全神話〟を振りまくものだ」と批判しました。
県教育委員会が「限られた授業のなかで、基本的な知識と身の守り方を教えるための教材だ」と述べたのに対し、私は「広島、長崎の原爆やチェルノブイリ原発事故なども含め、肝心なところが落ちている。授業時間の問題ではない」と指摘。原発が異質の危険性を伴っていることや、使用済み核燃料問題をあげ、福島の事故が「安全神話」にとらわれて安全対策を怠ったために起きた「人災」であり、そうした真実を教えるべきだと主張しました。
県教委は「ご指摘の点などをふまえ、教職員の研修の中で、より広い学習ができるよう指導・助言していく」と答えました。
このほか、放射能拡散予測・原子力災害時医療救護活動、県民の健康に関する有識者会議、学校の除染状況、福島原発事故による避難者の受入れ状況と支援などについて質問しました。