5月定例会では画期的なことがありました。
ESCO(エスコ、エネルギー・サービス・カンパニー)事業といって、温室効果ガス削減を名目に、県有施設の空調設備の設置や運営を民間営利企業に丸投げする議案が厚生文化常任委員会で大激論になりました。
私は会議の冒頭で、総額9億円、15年の長期にわたる契約の妥当性や所有権の問題、契約がきちんと守られる保障があるのかなどを質問。
するとそれを皮切りに、驚いたことに自民党など他党からも異論が相次ぎ、別日程で集中審議を行うことになりました。まさかの展開です。
そして、審議すればするほど「経済社会の変動によるリスクは誰が負うのか」「議会への説明が不十分だ」「事業者の選定に問題がある」「時期尚早だ」などの意見が噴出し、結局、5会派10人の全会一致で否決となりました。これには私も正直驚きました。
同僚の伊藤県議も「中身の議論で否決という結果になるなんて私の記憶にはないよ。すごいことだ」と喜んでくれました。知事提出議案を全会派一致で否決するのはきわめて異例のことです。
私は、事実と道理をもって話し合えば、どんな問題でも解決の方向を示すことができると確信しました。大きな手ごたえとやりがいを感じ、実りの多い初議会でした。

